Version: 2018.4
言語: 日本語
Android スクリプティング
Android 用のプラグインの作成と使用

上級者向け Unity モバイルスクリプティング

デバイスプロパティ

モバイル用に開発を行うときに、多くのデバイス特有のプロパティを利用できます。詳しくは Unity スクリプトリファレンスの SystemInfo.deviceUniqueIdentifierSystemInfo.deviceNameSystemInfo.deviceModelSystemInfo.operatingSystem を参照してください。

海賊版チェック

海賊行為をする者は、しばしば DRM (デジタル著作権管理) プロテクションを外してアプリをハッキングし、そのアプリを無料で再配布してしまいます。Unity では、海賊版かどうかをチェックする仕組みがあり、Google Play Store に提出した後にアプリが変更されたかを判断することができます。

アプリが純正 (ハッキングされていない) かどうかを確認するには、Unity スクリプトの Application.genuine プロパティを使用します。このプロパティが false を返す場合は、アプリユーザーに対し、彼らがハッキングされたアプリを使用していることを知らせるか、または、アプリの一部の機能へのアクセスを無効にできます。

ノート Application.genuineCheckAvailable は、Application.genuine と一緒に使用して、アプリに一貫性があるかを検証することができます。Application.genuine へのアクセスは、リソースに負担がかかる操作であるためフレームの更新中やスピードが重視されるコードのときに使用しないでください。

バイブレーション対応

バイブレーションを行うには Handheld.Vibrate を呼び出します。バイブレーションの機能がないデバイスでは、この呼び出しは無視されることに注意してください。

アクティブティインジケーター

モバイル OS には内蔵のアクティビティインジケーターがあります。これは、処理に時間がかかる時に表示すると便利です。

使用例については Activity Indicator Unity Scripting API を参照してください。

画面の向き

iOS と Android のプロジェクトを作成するとき、ユーザーのデバイスの画面の向きを制御することができます。画面方向の変更を検出する設定、あるいは画面を特定方向に固定する設定を行うことで、ユーザーの端末の持ち方(持つ方向)に合わせてゲームの挙動を変えることが簡単にできます。

デバイスの向きは Screen.orientation を使って取得できます。以下のような向きがあります。

向き 動作
Portrait 縦向きのモードです。デバイスを直立させると、ホームボタンは下になります。
PortraitUpsideDown デバイスは縦長のモードです。ただし、デバイスは縦方向に逆さまに置かれ、ホームボタンは上にあります。
LandscapeLeft 縦向きのモードです。デバイスを直立させると、ホームボタンが右側になります。
LandscapeRight 縦向きのモードです。デバイスを直立させると、ホームボタンが左側になります。

画面の向きを制御するには Screen.orientation を上記のうちの 1 つに設定するか、ScreenOrientation.AutoRotation に設定してください。

Auto Rotation に設定するときは、場合によって特定の向きを無効にすることが可能です。詳細は以下のページを参照してください。Screen.autorotateToPortrait, Screen.autorotateToPortraitUpsideDown, Screen.autorotateToLandscapeLeft, and Screen.autorotateToLandscapeRight


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