Version: 2021.2
言語: 日本語
テストとデバッグ
Unity Remote

Android のシンボル

アプリケーションのデバッグを支援するために、Unity のネイティブライブラリのシンボルファイルを含むパッケージを生成することができます。シンボルファイルには、アクティブなメモリアドレスをメソッド名などの使用可能な情報に変換するテーブルが含まれています。この変換プロセスをシンボル化と呼びます。シンボルパッケージを Google Play Console にアップロードすると、Android Vitals ダッシュボードで人間が読めるスタックトレースを表示できます。

シンボルファイルには 2 種類あります。

  • パブリック: シンボルテーブルを含む小さなファイルです。詳細は、パブリックシンボル を参照してください。
  • デバッグ: パブリックシンボルファイルに含まれるすべての情報と、より詳細なデバッグに使用できる完全なデバッグ情報が含まれています。詳しくは、デバッグシンボル を参照してください。

以下のライブラリのシンボルファイルを生成することができます。

  • libmain: 最初の Unity エンジンのロードロジック関連。
  • libunity: Unity のエンジンコード。
  • libil2cpp: C++ コードに変換したプロジェクトからの C# スクリプトを含みます。

Unity は、libmainlibunity のシンボルファイルを生成します。Gradle は、libil2cpp のシンボルファイルを生成します。

パブリックシンボル

パブリックシンボルファイルには、関数のアドレスを人間が読める文字列に解決する情報が含まれています。Unity は --strip-debug パラメーターを使用して、詳細なデバッグ情報を削除したパブリックシンボルを作成します。これにより、パブリックシンボルファイルとパッケージは、デバッグシンボル ファイルとパッケージよりも小さくなります。

デバッグシンボル

デバッグシンボルファイルには、完全なデバッグ情報とシンボルテーブルが含まれています。それを使って以下を行えます。

  • スタックトレースを解決し、ソースコードが利用可能なアプリケーションをデバッグすることができます。
  • アプリケーションにネイティブデバッガーを取り付け、コードをデバッグします。

Unity は、--only-keep-debug パラメーターを使用して、デバッグシンボルを作成します。詳細については、Linux ユーザーマニュアルの–only-keep-debug を参照してください。

ノート: デバッグシンボルが利用できない場合、Unity はビルド時に パブリックシンボル ファイルをプロジェクトに配置します。libmainlibunity のライブラリではデバッグシンボルは利用できないため、Unity は常にパブリックシンボルファイルを生成します。

シンボルパッケージの生成

There are two ways to enable symbols package generation for your application:

After you enable symbols package generation, building your project generates a .zip file that contains symbol files for the libmain and libunity library. If you set your scripting backend to IL2CPP, the .zip also contains a symbol file for the libil2cpp library. Unity places this symbols package within the output directory.

If you enable Export Project in the Android Build Settings, Unity doesn’t build the project. Instead, it exports the project for Android Studio, generates symbols for libmain and libunity, and places them within unityLibrary/symbols/<architecture>/ in the output directory. When you build your exported project from Android Studio, Gradle generates the libil2cpp symbol file and places it within the unityLibrary/symbols/<architecture>/ directory alongside the libmain and libunity symbol file.

Google Play コンソールでのシンボルの使用

アプリケーションを Google Play にアップロードした後、パブリックシンボル パッケージをアップロードできます。この方法については、Google のドキュメント Deobfuscate or symbolicate crash stack traces を参照してください。

ノート: Google Play では、シンボルパッケージをアップロードする前にアプリケーションが受けたクラッシュはシンボル化されません。

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