このモジュールでは、生存期間にわたってパーティクル速度がどのように減衰するかを制御します。
このモジュールは、Particle System コンポーネントの一部です。新しい Particle System ゲームオブジェクトを作成するとき、または終了したゲームオブジェクトに Particle System コンポーネントを加えるとき、Unity は Limit Velocity over Lifetime モジュールを Particle System に加えます。デフォルトでは、このモジュールは無効化されます。新しい Particle System を作成し、このモジュールを有効にするには、以下を行います。
このモジュールは Particle System コンポーネントの一部であるため、ParticleSystem クラスを通してアクセスします。ランタイムにアクセスし値を変更する方法については、Limit Velocity over Lifetime モジュール API ドキュメント を参照してください。
このセクション内の一部のプロパティでは、異なるモードを使用して値の設定が行えます。使用可能なモードについての詳細は、Varying properties over time を参照してください。
プロパティ | 機能 |
---|---|
Separate Axes | 軸を X、Y、Z のコンポーネントに分けます。 |
Speed | パーティクルの速度制限を設定します。 |
Space | 速度制限がローカル空間とワールド空間のどちらを参照するかを選択します。このオプションは、Separate Axes が有効な場合にのみ使用できます。 |
Dampen | 速度の制限範囲を超えると、パーティクルの速度を減衰します。 |
Drag | パーティクルの速度に線形ドラッグを適用します。 |
Multiply by Size | 有効にすると、ドラッグの係数によって、パーティクルが大きくなるほどより影響を受けます。 |
Multiply by Velocity | 有効にすると、ドラッグの係数によって、パーティクルが速くなるほどより影響を受けます。 |
このモジュールは、特に、減衰カーブを使用して経時的に速度制限を下げる場合に、パーティクルを減速させる空気抵抗をシミュレートするのに非常に役立ちます。例えば、爆発や花火は最初は速い速度で爆発しますが、それによって放出されるパーティクルは空気中を通過するうちに急速に減速します。
Drag オプションは、パーティクルのサイズと速度に基づいて様々に変化する抵抗を適用するオプションを提供することによって、空気抵抗のより物理的に正確なシミュレーションを行います。
2017–09–05 修正されたページ
Drag, Multiple by Size, Multiply by Velocity は Unity [2017.2] で追加(https://docs.unity3d.com/2017.2/Documentation/Manual/30_search.html?q=newin20172)NewIn20172