多くのエフェクトはこのモジュールで設定することのできる、カーブにしたがって大きさを変えるパーティクルを含んでいます。
このモジュールは、Particle System コンポーネントの一部です。新しい Particle System ゲームオブジェクトを作成するとき、または終了したゲームオブジェクトに Particle System コンポーネントを加えるとき、Unity は Size over Lifetime モジュールを Particle System に加えます。デフォルトでは、このモジュールは無効化されます。新しい Particle System を作成し、このモジュールを有効にするには、以下を行います。
このモジュールは Particle System コンポーネントの一部であるため、ParticleSystem クラスを通してアクセスします。ランタイムにアクセスし値を変更する方法については、Size over Lifetime モジュール API ドキュメント を参照してください。
このセクション内の一部のプロパティでは、異なるモードを使用して値の設定が行えます。使用可能なモードについての詳細は、Varying properties over time を参照してください。
プロパティ | 機能 |
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Separate Axes | 各軸でパーティクルのサイズを別々に制御します |
Size | 存在期間に渡ってパーティクルの大きさを決定するカーブ |
ガス、炎や煙などを表すパーティクルは放射する場所から遠ざかるにつれて大きさを変えていくものです。例えば、煙は時間が経つごとに分散し、より大きく体積を占めていく傾向にあります。このエフェクトは、煙のパーティクルのカーブを、パーティクルの発生から時間の経過に伴って、右肩上がりに増加する設定にすることで実現できます。Color Over Lifetime モジュールを使用して、煙が広がるにつれて消えていくようにし、さらに効果を高めることも可能です。
燃料によってつくられる火の玉は、炎のパーティクルが放出後に広がる傾向がありますが、燃料が残り少なくなると徐々に弱く小さくなり、炎が消滅します。この場合、カーブには上昇時の “山” があり、それから徐々に減少してゆきます。
カーブで指定された値に 開始サイズ を乗算して、最終的な粒子サイズを取得します。
パーティクルのライフタイムの幅、高さ、深度を個別に指定することができます。Size over Lifetime モジュールで Separate Axes チェックボックスを有効にし、パーティクルの X (幅)、Y (高さ)、 Z (深度) を変更します。