Unity は、UDP コンソールでアプリ内課金 (IAP) プロダクトを追加および管理することを推奨します。UDP コンソールの IAP Catalog (IAP カタログ) は、ストアのバックエンドシステムに提出する情報の信頼できる情報源です。さらに、UDP コンソールを使って、以下を行うことができます。
ノート: UDP パッケージのみを使用している場合でも、少なくとも 1 つの IAP アイテムを Unity エディターで作成して、UDP コンソールと正しく同期できることをテストする必要があります。 Unity IAP パッケージを使用している場合 (コードを使わない実装)、Unity エディターで各 IAP アイテムを追加し、それらすべてを UDP コンソールにアップロードする必要があります。Unity IAP パッケージを使用して、コードで IAP を実装した場合は、UDP コンソールで IAP アイテムを作成してください。
ゲームクライアントで IAP カタログを保存している場合、UDP は Unity エディターと UDP コンソール間で IAP カタログの同期を維持します。
UDP コンソール で、My Games ページを通してゲームに移動します。 Game Info ページで、EDIT INFO ボタンを選択して編集モードにします。変更を保存するには、SAVE を選択します。変更を破棄するには、CANCEL を選択します。 このセクションでは、UDP コンソールから IAP プロダクトを編集、作成、削除する方法について説明します。
UDP コンソールで新しい IAP アイテムを作成するには、以下を行います。
ノート: 作成する IAP アイテムが多数ある場合は、IAP 一括インポート機能 を使用して、ローカライズされた説明や複数の通貨での価格設定など、すべての IAP アイテムを一度に作成することを検討してください。
UDP パッケージを使用する場合、コンソールに追加した新しい IAP アイテムはすべて Unity プロジェクトに同期されます。それらのためにゲームを再ビルドする必要はありません。
IAP の説明を編集するには、以下の手順で行ってください。
ノート: 上の手順では、選択した言語の IAP アイテム情報のみを編集します。サポートする IAP アイテムと言語が多数ある場合は、IAP 一括インポート を使用してこれらの情報をインポートすることを検討してください。
ヒント: 通貨をお気に入りの通貨として設定するには、通貨コードの横にあるスターアイコンを選択します。これにより、通貨がリストの一番上に固定されます。 固定を解除するには、スターの選択を解除します。
ノート: サポートする IAP アイテムと通貨が多数ある場合は、Convert 機能を使用すると、各 IAP アイテムに設定された米ドル額に基づいてすべての IAP 価格をグローバル通貨に自動的に変換できます。これにより、以前設定した各国の価格が上書きされます。
または、IAP 一括インポート を使用して、すべての情報を一度にインポートします。
すでにゲームを Google Play で公開している場合は、ゲームの Google Play の URL を使用して基本情報をインポートできます。
&hl=it
を使用します。IAP 一括インポート機能を使用すると、IAP アイテムが多数ある場合に、IAP カタログを簡単に管理できます。 これにより、標準の UDP 形式と Google Play 形式の CSV ファイルを、複数の通貨での価格や複数の言語での説明など、すべての IAP プロダクトの詳細とともに UDP コンソールにアップロードできます。
Unity は、サンドボックス環境で IAP アイテムを購入できることを確認するために、テスト目的で Unity エディターに IAP アイテムを追加することをお勧めします。
ノート: CSV ファイルに複数の言語が含まれている場合は、CSV ファイルをインポートする前に サポートされている言語を追加 してください。
このセクションでは、CSV を使って IAP アイテムを一括でインポートする方法について説明します。
UDP が以下の方法で実装されている場合のみ、IAP 一括インポートを使って新しい IAP プロダクトを加えてください。
Unity は、サンドボックス環境で IAP アイテムを購入できることを確認するために、テスト目的で Unity エディターに IAP アイテムを追加することをお勧めします。
すべての実装方法で、IAP 一括インポートを使用して、より多くの言語での説明とより多くの通貨での価格を既存の IAP プロダクトに割り当てることができます。
Bulk IAP Import を使用すると、ゲームを再ビルドしなくても、ゲームの IAP カタログをすべて再定義できます。
正常に機能する UDP 実装が必要なだけです。
Unity IAP では、IAP カタログの同期はエディターから UDP コンソールにのみ行えます。
ゲームの IAP カタログを IAP 一括アップロードを使って UDP コンソールにアップロードする場合は、ゲームクライアントのデフォルトの IAP カタログからではなく、UDP コンソールから IAP プロダクト情報を取得するようにゲームを設定する必要があります。
ゲームが UDP コンソールから IAP カタログを取得できるようにするには、コードで IAP プロダクトの取得メソッドを呼び出さないでください。
詳細は、IAP インベントリを照会 を参照してください。
UDP には、IAP プロダクトの一括インポートに利用できる CSV テンプレートがあります。テンプレートは、CSV ファイル用の標準 UDP 形式です。
CSV ファイルでは、カンマ (,) とセミコロン (;) を使用してデータ値を区切ります。カンマは主データ値を区切り、セミコロンは補足的な値を区切ります。
各 IAP アイテムのすべてのデータが、CSV ファイル内の 1 行に表示される必要があります。
提供されたテンプレートの正確な 形式 でデータを入力する必要があります。UDP コンソールは、無効な価格構文や欠落している言語などのエラーを含むファイルをアップロードすると、エラーメッセージを表示します。
ノート: CSV ファイルをアップロードすると、このリビジョンの IAP カタログが完全に上書きされます。UDP コンソールは、CSV ファイルに含まれる情報のみを使用します。以前に UDP コンソールを通して入力したその他の IAP 情報はすべて失われます。
既存の IAP カタログを再利用、または修正するには、以下を行います。
EXPORT CATALOG は、IAP カタログの中に IAP プロダクトがあり、かつ編集モードであるときにのみ表示されます。下の図では、In-App Purchases ページのこのボタンが表示されています。
UDP は、Google Play 形式の CSV ファイルもサポートしています。
Google Play 形式の CSV ファイルを使って IAP プロダクトをインポートするには、以下を行います。
Google Play は国ごとに価格を設定し、UDP は通貨ごとに価格を設定します。したがって、インポートは国を通貨にマップします。 ある IAP プロダクトに対して、同じ通貨を使用して国ごとに異なる価格を設定されている場合 (例えば、ヨーロッパ諸国ではユーロ、EUR)、UDP は通貨リストの最初の国を使用します。USD (米ドル) でリストされている国が複数ある場合は、アメリカ合衆国が使用されます。
UDP は Google Play の価格設定テンプレートをサポートしていません。そのため、この設定は無視されます。UDP は、CSV ファイルで提供される現地価格のみを使用します。
UDP はデフォルトの通貨として USD (米ドル) を使用します。Google Play に米ドルの価格が設定されていない場合、UDP は Google Play のデフォルトの価格と通貨を米ドルに変換し、これを UDP のデフォルト価格として使用します。
CSV ファイルに設定されている現地価格は、それぞれの通貨で維持されます。
CSV ファイルで明示的に設定されていない国の場合、UDP は Google Play のデフォルトの価格と通貨をそれぞれの通貨に変換します。
IAP プロダクトのタイプ (消費型/非消費型) は、CSV ファイルから判別できません。各 IAP プロダクトのタイプを UDP に伝える必要があります。
UDP は自動翻訳をサポートしていません。そのため、自動翻訳設定は無視されます。UDP は、CSV ファイルで提供されるローカライズされた説明のみを使用します。