このページでは、Unity の Android アプリケーションにおける APK 拡張ファイル の機能について説明します。
Unity はアプリケーションを、主要な APK と、.obb
ファイル拡張子を使用する単一の APK 拡張ファイルに自動で分割できます。Unity ではこの処理はアプリケーションバイナリの分割と呼ばれます。この処理で生成される APK 拡張ファイルはメイン APK 拡張ファイルであり、パッチ APK 拡張ファイルを作成したい場合は手動で行う必要があります。
アプリケーションのメイン APK 拡張ファイルを作成するには、アプリケーションを分割するように Unity に指示します。この方法については アプリケーションバイナリの分割 を参照してください。
アプリケーションをビルド すると、Unity は APK とメイン APK 拡張ファイルを生成し、その両方を出力ディレクトリにコピーします。この APK 拡張ファイルの名前には、アプリケーション名の末尾に .main
を付加したものが使用されます。例えば、アプリケーションの名前が my-app
であれば、APK の名前は my-app.apk
となり、APK 拡張ファイルは my-app.main.obb
となります。
アプリケーションが起動して、メインの APK 拡張ファイルが見つからずロードできない場合、最初の シーン のみが使用可能です。この場合は APK 拡張ファイルのダウンロードを試みてください。詳細は ダウンロード処理 を参照してください。
Unity はメイン APK 拡張ファイルのみを自動的に作成しますが、アプリケーションがより大きなストレージ容量を必要とする場合は、パッチ APK 拡張ファイルを手動で作成できます。パッチ APK 拡張ファイルの作成方法については、Android ドキュメントの 開発チェックリスト を参照してください。
パッチ拡張ファイルを作成する際には、中に unity_obb_guid
ファイルを含めることによって、その APK 拡張に APK との互換性があることを Android が認識できるようにする必要があります。これは以下の手順で行えます。
unity_obb_guid
ファイルを見つけてください。