ProgressBar 要素は、進行中のタスクやプロセスの進行状況を表示します。ファイルのダウンロードやゲームレベルのロードなど、完了までに時間がかかるタスクの進行状況についてユーザーに視覚的なフィードバックを提供する場合に使用します。
UI Builder、UXML、C# を使ってプログレスバーを作成できます。
C# で ProgressBar を作成するには、ProgressBar オブジェクトの新しいインスタンスを作成します。以下はその例です。
ProgressBar myElement = new ProgressBar("Label text");
バーのスタイルを変更するには、.unity-progress-bar__progress
USS セレクターを使用します。例えば、以下の USS はバーのサイズと色を変更します。
.unity-progress-bar__progress {
width: 20px;
height: 50px;
background-color: yellow;
}
C#クラス: ProgressBar
名前空間: UnityEngine.UIElements
基本クラス: AbstractProgressBar
この要素は基本クラスから以下の属性を継承します。
名前 | 型 | 説明 |
---|---|---|
binding-path |
string |
バインドされるべきターゲットプロパティのパス。 |
focusable |
boolean |
要素がフォーカス可能である場合は true。 |
high-value |
float |
ProgressBar の最大値を設定します。 |
low-value |
float |
ProgressBar の最小値を設定します。 |
tabindex |
int |
フォーカスリング内でフォーカス可能なものをソートするために使用される整数。0 以上であることが必要です。 |
title |
string |
コントロールの中央に表示される ProgressBar のタイトルを設定します。 |
value |
float |
進捗値を設定します。値が変更された場合、float 型の ChangeEvent_1 をディスパッチします。 |
この要素は、VisualElement
から以下の属性も継承します。
名前 | 型 | 説明 |
---|---|---|
content-container |
string |
子要素はそれに追加されますが、通常は要素自体と同じです。 |
data-source |
Object |
Assigns a data source to this VisualElement which overrides any inherited data source. This data source is inherited by all children. |
data-source-path |
string |
Path from the data source to the value. |
name |
string |
この VisualElement の名前。 このプロパティを使用して、特定の要素を対象とする USS セレクターを記述します。要素には一意の名前を付けるのが標準的です。 |
picking-mode |
UIElements.PickingMode |
mouseEvents または IPanel.Pick クエリの間にこの要素を選択 (ピック) できるかどうかを決定します。 |
style |
string |
この要素のスタイルオブジェクトへの参照。 C# でこのオブジェクトに書き込まれた USS ファイルまたはインラインスタイルから計算されたデータが含まれます。 |
toolbar |
string |
ユーザーが要素をマウスオーバーした後、わずかな時間、情報ボックス内に表示するテキスト。これはエディター UI でのみサポートされます。 |
usage-hints |
UIElements.UsageHints |
VisualElement の高レベルの使用パターンを指定するヒント値の組み合わせ。このプロパティは、VisualElement がまだ Panel の一部でない場合にのみ設定できます。Panel の一部になると、このプロパティは事実上読み取り専用となり、変更しようとすると例外がスローされます。適切な UsageHints を指定することで、予想される使用パターンに基づいて、特定の操作をどのように処理するか、または高速化するかについて、システムがより適切な判断を下すようになります。これらのヒントは動作や視覚的な結果には影響しませんが、パネルとその中の要素の全体的なパフォーマンスにのみ影響することに注意してください。常に適切なUsageHints を指定することを考慮することをお勧めしますが、特定の条件下 (例えば、ターゲットプラットフォームのハードウェア制限など) では、いくつかの UsageHints が内部的に無視される可能性があることに留意してください。 |
view-data-key |
string |
Used for view data persistence, such as tree expanded states, scroll position, or zoom level. This key is used to save and load the view data from the view data store. If you don’t set this key, the persistence is disabled for the associated VisualElement . For more information, refer to View data persistence. |
以下の表は、すべての C# パブリックプロパティ名と、それに関連する USS セレクターのリストです。
C# プロパティ | USS セレクター | 説明 |
---|---|---|
ussClassName |
.unity-progress-bar |
ProgressBar のスタイルに使用される USS クラス名。 |
containerUssClassName |
.unity-progress-bar__container |
ProgressBar のコンテナのスタイルに使用される USS クラス名。 |
titleUssClassName |
.unity-progress-bar__title |
ProgressBar のタイトルのスタイルに使用される USS クラス名。 |
titleContainerUssClassName |
.unity-progress-bar__title-container |
ProgressBar のタイトルのコンテナのスタイルに使用される USS クラス名。 |
progressUssClassName |
.unity-progress-bar__progress |
ProgressBar の進捗バーのスタイルに使用される USS クラス名。 |
backgroundUssClassName |
.unity-progress-bar__background |
ProgressBar の背景のスタイルに使用される USS クラス名。 |
disabledUssClassName |
.unity-disabled |
ローカルで無効にされた要素の USS クラス名。 |
また、Inspector や UI Toolkit Debugger の Matching Selectors セクション を使用して、どの USS セレクターが VisualElement
のコンポーネントに影響するかを、階層のすべてのレベルで確認することもできます。