Unity パッケージ は、Unity プロジェクトのアセットを共有し、再使用するのに便利です。 例えば、Unity スタンダートアセット と Unity アセットストア のアイテムは、パッケージで提供されています。 パッケージ には、Unity プロジェクトのファイルやデータ、プロジェクトの要素などが含まれていて、 Zip ファイルのように圧縮され、一つのファイルに収められています。 Zip ファイルのように、パッケージは展開時にオリジナルのディレクトリー構造を維持します。 アセットのメタデータに関しても同様で、インポート設定や他のアセットへのリンクなどが維持されます。
Unity では、メニューオプションの Export Package で、ファイルやデータなどをまとめて圧縮保存し、 Import Package で、現在の Unity プロジェクトに展開します。
ここでは、次のことを説明します。
Unity が作成したアセットを提供するためにパッケージ化した スタンダードアセットパッケージ と、 ユーザーが Unity で作成した カスタムパッケージ をインポートできます。
Assets > Import Package > の順に選択して、パッケージをインポートします。
Unity スタンダードアセット は、2D、Camera、Character、CrossPlatformInput、Effects、Environment、ParticleSystem、Prototyping、Utility、Vehicle の様々なパッケージで構成されています。
新規の スタンダードアセット パッケージのインポートは以下のとおりです。
アセットのインポート先プロジェクトを開きます。
Assets > Import Package > の順に選び、インポートするパッケージの名前を選びます。 Import Unity Package ダイアログボックスが開き、パッケージに含まれるすべてのアイテムが表示されます。 アイテムがインストールできる状態であることは、あらかじめ確認済です。(図2: インポート Unity パッケージ ダイアログボックスの新規インストール を参照)
Import を選択すると、パッケージのコンテンツが Standard Asset フォルダーに収納されます。そのフォルダーは、Project View からアクセスできます。
ご自身や他の Unity ユーザーのプロジェクトからエクスポートしたカスタムパッケージをインポートできます。
新規のカスタムパッケージのインポートは下記のとおりです。
アセットのインポート先プロジェクトを開きます。
Assets > Import Package > Custom Package… の順に選択すると、エクスプローラー (Windows) か Finder (Mac) が起動します。
エクスプローラーか Finder で該当するパッケージを選択すると、Import Unity Package ダイアログボックスが表示されます。すべてのアイテムに事前にチェックが入っていて、すぐにインストールできます。( 図 4: Import Unity Package ダイアログボックスの新規インストール 参照)
Import を選択すると、パッケージのコンテンツが Assets フォルダーに格納されます。そのフォルダーは Project ウィンドウ からアクセスできます。
独自の Custom Package を作成する場合、 Export Package を使用してください。
ヒント: パッケージをエクスポートする場合、 Unity は関連するものも同様にエクスポートできます。 そのため、例えばシーンファイルを選択してすべての関連アセットとともにパッケージをエクスポートした場合、 テクスチャやその他のシーンに存在するアセットも同様にエクスポートされます。 手動で配置しなくても、このようにすれば素早くエクスポートしたいアセットをまとめてエクスポートできます。
パッケージの内容を変更し、アセットのバージョンを更新した新規パッケージを作成したいということがあるかもしれません。 以下のようにすれば実現できます。
パッケージに入れたいアセットファイルを選択してください(変更されていないものも、新しいものも選んでください)。
上記で説明されている Export Package でファイルをエクスポートしてください。
注意: 更新されたパッケージの名前を変えることができ、 Unity はそれが更新されたものだと認識します。そのため、更新順に命名ができます。例えば、 MyAssetPackegeVer1, MyAssetPackageVer2 という感じです。
ヒント: パッケージからファイルを削除し、同じ名前のもので置き換えるのはいい方法ではありません。 Unity はそれらが異なるファイルであり、コンフリクトを起こす可能性があると認識します。そのため、インポート時には警告マークを表示します。 ファイルを削除してそれを置き換えることを決定した場合、異なるファイルとして提供する方がいいですが、元の名前に関連したものにしましょう。