Post Processing (ポストプロセス) は、画像を画面に表示する前に、カメラの画像バッファにフルスクリーンのフィルターとエフェクトを適用する処理です。これによって、設定に時間をほとんどかけずに、アプリケーションの外観を顕著に向上させることができます。ポストプロセスエフェクトを使用して、物理カメラやフィルムのプロパティーをシミュレートできます。
下の画像はポストプロセスを加えたシーンと加えないシーンを比較しています。
Unityで使用できるポストプロセスエフェクトは、グラフィックスの描画に使用するパイプラインによって異なります。各パイプラインは、以下のようにポストプロセスエフェクトを異なる方法で設定します。
レンダーパイプライン | ポストプロセスサポート |
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ビルトインレンダーパイプライン | ポストプロセスエフェクトを使用するには、post-processing version 2 パッケージをダウンロードします。 |
Lightweight Render Pipeline (LWRP) | LWRP は post-processing version 2 パッケージを使用します。それは、LWRP テンプレートを使用してプロジェクトを作成するときにインストールされます。アンビエントオクルージョンやスクリーンスペースリフレクションなど一部のポストプロセスエフェクトは、このパイプラインと互換性がありません。 |
HD レンダーパイプライン (HDRP) | HDRP には、高解像度のポストプロセスソリューションが含まれています。それは、HDRP テンプレートを使用してプロジェクトを作成するときにインストールされます。 |
ノート: Post Processing Stack version 1 は非推奨となっているため、使用しないでください。レンダリングパイプラインの詳細は、スクリプタブルレンダーパイプライン を参照してください。
このセクションでは、Unity で可能なポストプロセスエフェクトの概要を説明します。 Unity で利用可能なポストプロセスプロパティーとスクリプティングの具体的な使用方法は、Post Processing のパッケージのドキュメントを参照してください。