Pre-Export Method (エクスポート前メソッド) と Post-Export Method (エクスポート後メソッド) によって、Unity プロジェクトをビルドする前後の処理を行うことができます。これらのメソッドはプロジェクト内のコードとして、Assets フォルダー内の Editor フォルダーに保存する必要があります。もしこのフォルダーがディレクトリにない場合は、Asset フォルダー内で右クリックし Create > Folder を選択し、フォルダー名を “Editor” にします。
注意 UnityEngine.CloudBuild.BuildManifestObject クラスは、Cloud Build で実行する場合にのみ使用できます (ローカルではありません)。コードをローカルでコンパイルするには、エクスポート前とエクスポート後のメソッドを #if UNITY_CLOUD_BUILD
ブロックでラップします。
ビルドターゲットの Advanced Options で Pre-Export Method と Post-Export Method を設定します。詳細は、Advanced Options を参照してください。
Pre-Export Method Name
エクスポート前メソッドを使用するには、public static メソッドを Unity プロジェクトに作成します。これに、Unity エディターがプロジェクトをエクスポートする前に実行したいコードを加えます。
public static void PreExport()
Cloud Build を使用可能にし、BuildManifestObject オブジェクトをメソッドシグネチャのパラメーターとして指定して、現在のビルドのビルドマニフェストをエクスポート前のメソッドに渡します。次に、プロジェクトをエクスポートする前に、Project Settings または Player 設定を変更します。
public static void PreExport(UnityEngine.CloudBuild.BuildManifestObject manifest)
Unity Cloud Build がメソッドを呼び出すと、必須でないパラメーターとして BuildManifestObject オブジェクトを渡します。ここで BuildManifestObject は、現在のビルドのビルドマニフェストです。
詳細は、ScriptableObject としてのビルドマニフェスト を参照してください。
エクスポート後メソッドを使用するには、public static メソッドを Unity プロジェクトに作成します。これに、Unity エディターがプロジェクトをエクスポートした後に実行したいコードを加えます。
public static void PostExport(string exportPath)
Unity Cloud Build がメソッドを呼び出すと、以下のような文字列が渡されます。
iOS 以外のビルドターゲットの場合、文字列にはエクスポートしたプロジェクトへのパスが含まれます。
iOS プロジェクトの場合、文字列にはエクスポートした Xcode プロジェクトのパスが含まれます。パスを使用してエクスポートした Xcode プロジェクトの場所を特定し、Xcode を呼び出してビルドプロセスを完了する前に、追加の事前処理を実行できます。
ノート コード内のメソッドに Unity PostProcessBuildAttribute でタグ付けした場合、これらのメソッドは Unity Cloud Build でエクスポート後メソッドとして設定されたメソッドの前に実行されます。