Mono スクリプティングバックエンド は、ジャストインタイム (JIT) コンパイルと呼ばれる技術で、ランタイムにコードをコンパイルします。Unity は、オープンソースである Mono プロジェクト の フォーク を使用します。
JIT コンパイルをサポートしないプラットフォームもあります。そのため、Mono バックエンドはすべてのプラットフォームで動作するわけではありません。他のプラットフォームは JIT と Mono をサポートしていますが、事前コンパイル (AOT) はサポートしないため、IL2CPP バックエンド をサポートできません。プラットフォームが両方のバックエンドをサポートできる場合、Mono がデフォルトになります。 詳細については、スクリプトの制限 を参照してください。
Mono はマネージコードのデバッグをサポートします。 詳細については、Unity の C# コードのデバッグ を参照してください。
Unity がアプリケーションのビルドに使用するスクリプティングバックエンドを変更するには、次の 2 つの方法があります。
ビルド処理を開始するには、Build Settings ウィンドウ (メニュー: File > Build Settings) を開き、Build を選択します。
Mono と IL2CPP、どちらのスクリプティングバックエンドも、ターゲットとするプラットフォームごとに新しいビルドが必要です。例えば、Android と iOS の両方のプラットフォームをサポートするためには、アプリケーションを 2 回ビルドし、2 つのバイナリファイル (1 つは Android、もう 1 つは iOS 用) を作成する必要があります。