Version: 2022.1
言語: 日本語
スプライトマスク
マスターとバリアントのスプライトアトラス

スプライトアトラス

2D プロジェクトはスプライトなどのグラフィックスを使用して、シーンのビジュアルを作成します。つまり、1 つのプロジェクトに多くのテクスチャファイルが含まれてる場合があります。Unity は通常、シーンの各テクスチャに対して ドローコール を送信します。ただし、多くのテクスチャを持つプロジェクトでは、複数のドローコールがリソースの負担が大きく、プロジェクトのパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。

スプライトアトラス は、複数のテクスチャを 1 つのテクスチャに統合するアセットです。Unity は、この単一のテクスチャを呼び出して、複数のドローコールの代わりに 1 回のドローコールを送信し、小さいパフォーマンスオーバーヘッドで、パックされたテクスチャすべてにまとめてにアクセスします。さらに、スプライトアトラス API を使うと、プロジェクトのランタイムにスプライトアトラスをロードする方法を制御できます。

スプライトアトラス Inspector ウィンドウ
スプライトアトラス Inspector ウィンドウ

スプライトアトラスプロパティ

To create a Sprite Atlas, go to menu: Assets > Create > 2D > Sprite Atlas. Unity creates the Sprite Atlas in the Asset folder, with the file extension .spriteatlas.

プロパティ 説明 
Type スプライトアトラスのタイプを ‘Master’ か ‘Variant’ のいずれかに設定します。Master がデフォルトのタイプ設定です。このプロパティを Variant に設定すると、Unity は追加のプロパティ設定を表示します。2 つの種類の詳細は、Master と Variant のスプライトアトラス を参照してください。
Include in Build これを有効にすると、現在のビルドにスプライトアトラスアセットが加えられます。このオプションはデフォルトで有効になっています。
Allow Rotation このボックスをチェックすると、Unity がスプライトをアトラスにパックするときにスプライトを回転させることができます。これにより、結合されたテクスチャ内のスプライトの密度が最大になります。このオプションは、デフォルトで有効です。スプライトアトラスに Canvas UI 要素のテクスチャが含まれている場合は、このオプションを無効にしてください。なぜなら、Unity がパッキング中にスプライトアトラスのテクスチャを回転させると、シーン内で向きも回転するからです。
Tight Packing このボックスをチェックすると、デフォルトの矩形の輪郭の代わりにスプライトの輪郭に基づいてスプライトをパックします。これにより、結合されたテクスチャ内のスプライトの密度は最大になります。これは、デフォルトで有効です。
Padding スプライトアトラス内の個々のスプライトテクスチャ間のピクセル数を定義します。これは、スプライトアトラス内にあるスプライト間のピクセルの重なりを防ぐためのバッファです。デフォルト値は 4 ピクセルです。
Read/Write Enabled これを有効にすると、スクリプト関数 (Texture2D.SetPixels や、その他の Texture2D 関数など) からテクスチャデータへのアクセスを有効にします。このプロパティを有効にすると、Unity はテクスチャデータのコピーを作成します。これにより、テクスチャアセットに必要なメモリ量が 2 倍になり、パフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。このプロパティはデフォルトでは無効になっています。Unity は非圧縮テクスチャや DXT 圧縮テクスチャ以外の圧縮テクスチャを読み取ることができないため、このプロパティは、非圧縮テクスチャや DXT 圧縮テクスチャにのみ有効です。
Generate Mip Maps Check this box to enable mipmap generation. For more information, see the Generate Mip Maps Texture import option.
sRGB テクスチャをガンマ空間で保存する場合は、このボックスをチェックします。詳しくは、テクスチャのインポートオプションの sRGB (Color Texture) を参照してください。
Filter Mode パックされたテクスチャが変換中に伸びたとき、Unity がフィルタリングする方法を選択します。この設定は、アトラス内のパックされたスプライトの Filter Mode の設定をオーバーライドします。詳しくは、テクスチャのインポートオプションの Filter Mode を参照してください。
Default (テクスチャのインポート設定ウィンドウのプラットフォーム別オーバーライドパネル) スプライトアトラスのターゲットプラットフォームごとに、テクスチャの解像度、ファイルサイズとそれに必要なメモリサイズ、ピクセルサイズ、品質を設定します。このパネルを使って、これらの設定を、スプライトアトラスに含まれる個々のテクスチャにオーバーライドすることができます。詳しくは、テクスチャのインポートオプションの Platform-specific overrides をを参照してください。
Objects For Packing Unity は、このリスト内のすべての項目を現在選択されているスプライトアトラスにパックします。詳細は、オブジェクトのパッキングリストの選択 を参照してください。

  • Unity 2017.1 で新規NewIn20171
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