2019.1. では、パッケージにサンプルを加えることができます。サンプルとは、コード例、シェーダー、テクスチャ、アニメーションの一部分やその他のファイルで、通常はプロジェクトの Assets
フォルダーー内に置かれています。
ユーザーが Package Manager ウィンドウを開いてサンプルを含むパッケージを選択すると、パッケージの詳細ペインに、パッケージ内の各サンプルに対して Import ボタンが表示されます。ユーザーが Import ボタンをクリックすると、Package Manager は、プロジェクトの Assets
フォルダーーの下に、そのサンプルのサブフォルダーー構造全体をコピーします。
パッケージにサンプルを加える手順は以下の通りです。
Samples~
フォルダーー に置いてください。1 つのパッケージに複数のサンプルを加えることができます。Samples~
フォルダーーの各サブフォルダーーに 1 つのサンプルが含まれます。package.json
マニフェストファイルの samples
配列の下に 各サンプルの JSON オブジェクト を加えます。サンプルアセットは、パッケージの Samples~
フォルダーーのサブフォルダーーに加えることができます。例えば、シェーダーのサンプルを集めたパッケージは以下のようになります。
MyPackage
├── package.json
└── Samples
├── SamplesHDRP
│ ├── Textures
│ | ├── MossyRock.bmp
│ | └── SandyRock.bmp
│ └── Shader
│ ├── Lit Texture Blend HDRP.ShaderGraph
│ └── Lit Vertex Color HDRP.ShaderGraph
└── SamplesStandard
│ ├── Textures
│ | ├── MossyRock.bmp
│ | └── SandyRock.bmp
│ └── Shader
│ ├── StandardTextureBlend.shader
│ └── StandardVertexColor.shader
└── SamplesUniversalRP
├── Textures
| ├── MossyRock.bmp
| └── SandyRock.bmp
└── Shader
├── Lit Texture Blend URP.ShaderGraph
└── Lit Vertex Color URP.ShaderGraph
package.json
ファイルに samples
という名前の JSON 配列を加えます。各サンプルについて、少なくとも displayName
と path
を含む JSON オブジェクトを samples フォルダーーに加えます。
値 | 説明 |
---|---|
displayName |
Package Manager ウィンドウのパッケージ詳細に表示されるサンプルの名前です。 |
description |
サンプルが何を表すのかや何を含んでいるのかを簡単に説明します。これは、パッケージマニフェストのためだけのものです。説明はインターフェースには表示されず、ツールチップとしても表示されません。 |
path |
Samples~ フォルダーからサンプルのルートフォルダーへのパスです。 |
例えば、Location of sample files の例とおなじ構造を使って、samples
セクションは以下のようになります。
{
"samples": [
{
"displayName": "HDRP Shaders",
"description": "Contains sample shaders for the High Definition render pipeline",
"path": "Samples~/SamplesHDRP"
},
{
"displayName": "URP Shaders",
"description": "Contains sample shaders for the Universal render pipeline",
"path": "Samples~/SamplesUniversalRP"
},
{
"displayName": "Standard RP Shaders",
"description": "Contains sample shaders for the Standard render pipeline",
"path": "Samples~/SamplesStandard"
}
]
}