テレインのゲームオブジェクトをシーンに加えるには、メニューから GameObject > 3D Object > Terrain の順に選択します。対応するテレインアセットも Project ウィンドウに加えられます。 これを行うと、ランドスケープは最初は大きな平面です。Terrain の Inspector ウインドウには、ランドスケープの様相の詳細を作成するために使用できる多くのツールが用意されています。
Tree(樹木)配置ツールと設定パネルを除き、ツールバーにあるすべてのツールには、一式の「ブラシ」と、ブラシサイズ、不透明度の設定が付いてきます。これはイメージエディターのペインティングツールと似ています。なぜなら地形のディテールもこれとまったく同じ方法、つまりランドスケープにディテールを「ペイントする」という方法で作成されるためです。バーの左端にあるツール (Raise/Lower Terrain) を選択してシーンビューの地形上でマウスを動かすと、カーソルが表面上でスポットライトのように表示されます。マウスをクリックすると、ランドスケープ上のマウスの位置に、段階的な高さの変化をペイントできます。Brushes(ブラシ) ツールバーからいろいろなオプションを選択すれば、さまざまな形でペイントを行うことができます。Brush Size(ブラシサイズ) と Opacity(不透明度) のオプションでは、それぞれ、ブラシの領域と効果の強さを変えられます。
各ツールに関する詳細説明は、この後のセクションをご参照ください。ただし、これらはすべてディテールのペインティングに関するものであり、ブラシ、ブラシサイズ、不透明度のオプションは、Tree(樹木)配置ツールを除いてはすべて同じになります。これらのツールは地形の高さの設定や、彩色・植物やその他のオブジェクトを追加するのにも使用できます。
Terrain インスペクターでは、下記のキーボードショートカットが使用できます。
上記に加え、Terrain(地形)では F キーの機能が通常とは少し異なります。通常はマウスがシーンビュー上にある場合はオブジェクト全体の選択がフレームされます。しかし、地形は通常は非常に大きいため、F キーを押すと、地形内で現在マウス(ブラシ)が置かれている部分にシーンビューがフォーカスされます。これにより、編集したい部分に直感的に素早くジャンプすることが可能になります。マウスが地形オブジェクトから離れた状態で F キーを押すと、フレーミング挙動は通常のものとなります。