クッキーとは、ライトの上に置いて、特定の形や色の影を作り、ライトの外観や強度を変えるマスクのことです。クッキーは、ランタイムのパフォーマンスへの影響を最小限またはゼロに抑えながら、複雑なライティング効果をシミュレートする効率的な方法です。クッキーでシミュレートできる効果には、コースティクス、ソフトシャドウ、ライトの形状などがあります。
Unity でライトにクッキーを適用するには、Cookie フィールドの Light コンポーネント にテクスチャを割り当てます。
クッキーは、使用しているレンダーパイプラインによってサポートする機能が異なります。ユニバーサルレンダーパイプライン (URP) を使用している場合のクッキーの使用に関する詳細については、Light コンポーネントのリファレンス を参照してください。
レンダーパイプライン間のクッキーのサポートについては、レンダーパイプライン機能比較 を参照してください。
Unity 2020.1 以降で作成されたプロジェクトでは、プログレッシブライトマッパーのベイクしたライトと混合ライトでは、デフォルトでベイクしたクッキーが有効になっています。2020.1 以前のバージョンの Unity で作成されたプロジェクトでは、プログレッシブライトマッパーのベイクしたライトと混合ライトでは、デフォルトでベイクしたクッキーが無効になっています。これは後方互換性を提供するためです。
プログレッシブライトマッパーのベイクしたライトと混合ライトのクッキーを有効にするかどうかは、エディター設定 ウィンドウで切り替えることができます。