このモジュールでは Sub Emitter (サブエミッター) を設定することができます。サブエミッターは、生存期間のある特定の段階のパーティクルの位置で生成される、追加のパーティクルエミッターです。
このモジュールは、Particle System コンポーネントの一部です。新しい Particle System ゲームオブジェクトを作成する場合、または既存のゲームオブジェクトに Particle System コンポーネントを追加する場合、Unity は Sub Emitters モジュールを Particle System に追加します。デフォルトでは、Unity はこのモジュールを無効化します。新しい Particle System を作成し、このモジュールを有効にするには、次のようにします。
このモジュールは Particle System コンポーネントの一部であるため、ParticleSystem クラスを通してアクセスします。ランタイムにこのモジュールにアクセスし、値を変更する方法については、Sub Emitters モジュール API のドキュメント を参照してください。
このセクション内の一部のプロパティでは、異なるモードを使用して値の設定が行えます。使用可能なモードについての詳細は、Varying properties over time を参照してください。
プロパティ | 機能 |
---|---|
Sub Emitters | 親パーティクルからどのプロパティを継承するかだけでなく、サブエミッターのリストを制御し、トリガー条件を選択します。 |
多くのタイプのパーティクルは生存期間の段階でさまざまな効果を生み出します。そしてそれはパーティクルシステムを使用して実装することもできます。例えば、弾が銃身を飛び出すときに弾丸から硝煙が上がり、発射時には銃口から火花が散ります。このような効果を作成するためにサブエミッターを使用します。
サブエミッターは単純に、シーンか プレハブ から作成された通常のパーティクルシステムのオブジェクトです。これは、サブエミッターがそれ自体のサブエミッターを持つことができ、花火のような複雑な効果の作成に便利であるということを意味しています。ただし、サブエミッターを用いると大量のパーティクルを簡単に生成できるので、リソースに負担をかけてしまう場合があります。
サブエミッターをトリガーするには、以下の条件を使用します。
Collision、Trigger、Death、Manual イベントはEmission モジュールのバーストの放出を使用しているときにのみ使用できます。
さらに、Inherit オプションを使用して、親パーティクルのプロパティを新しく作成した各パーティクルに転送できます。転送可能なプロパティは size、rotation、color、lifetime です。速度の継承を制御するには、サブエミッターシステムの Inherit Velocity モジュールで設定します。
Emit Probability プロパティで、サブエミッターのイベントが発生する確率を設定することも可能です。値が 1 の場合、イベントの発生は保証されますが、それよりも値が低い場合は発生の確率が低くなります。
2018–03–28 修正されたページ
“Trigger” と “Manual” の条件は[2018.1]((https://docs.unity3d.com/2018.1/Documentation/Manual/30_search.html?q=newin20181) で Sub Emitters モジュールの条件リストに追加 NewIn20181
Emit Probabilily プロパティは 2018.3 で Sub Emitters モジュールに追加 NewIn20183