Version: 2022.2
言語: 日本語
Profiler ウィンドウ
Audio Profiler モジュール

Asset Loading Profiler モジュール

Asset Loading Profiler モジュールには、読み取り操作の領域別の内訳など、アプリケーションがどのようにアセットをロードしているかに関する情報が表示されます。詳細ペインには、プロファイル中にキャプチャされたアセットローディングマーカーのそれぞれに関する詳細が提供されます。この情報を使用して、アプリケーションがどの程度効率的にアセットをロードしているか判断したり、個々の問題を特定することができます。

このモジュールはデフォルトでは有効になっていません。Asset Loading Profiler モジュールを有効にするには、Profiler ウィンドウを開き、Profiler Modules ドロップダウンメニューを選択し、Asset Loading をチェックしてください。

Asset Loading Profiler モジュール
Asset Loading Profiler モジュール

チャートのカテゴリ

Asset Loading プロファイラーモジュールのチャートは 7 つのカテゴリに分かれています。チャート内のカテゴリの順序を変更するには、チャートの凡例内でカテゴリをドラッグアンドドロップします。カテゴリの色の付いた凡例をクリックして、表示を切り替えることもできます。Profiler ウィンドウの使用方法に関する詳細は、Profiler ウィンドウ を参照してください。

チャート 説明 
Other Reads 不特定のサブシステム用に AsyncReadManager からリクエストされたバイト数です。
Texture Reads テクスチャのロード用に AsyncReadManager からリクエストされたバイト数です。
Virtual Texture Reads 仮想テクスチャリング用に AsyncReadManager からリクエストされたバイト数です。
Mesh Reads メッシュのロード用に AsyncReadManager からリクエストされたバイト数です。
Audio Reads オーディオのロード用に AsyncReadManager からリクエストされたバイト数です。
Scripting Reads スクリプティング API 経由で AsyncReadManager からリクエストされたバイト数です。
Entities Reads Entities パッケージ 内のスクリプトによって AsyncReadManager からリクエストされたバイト数です。

モジュールの詳細ペイン

Asset Loading Profiler モジュールでフレームを選択すると、モジュールの詳細ペインに、キャプチャ中にいつどのようにアセットがロードされたかに関する詳細情報が表示されます。このモジュールでは、選択された 1 つのフレームまたはキャプチャ内の全てのフレームに関する情報を表示できます。詳細ペインの左上にあるドロップダウンメニューを使用して、1 つのフレームか全てのフレームのどちらかを選択してください。データは自動的には詳細ペインに表示されないので、詳細ペインの上部にある Analyze Markers ボタンを選択して、ビューにデータを表示する必要があります。

Asset Markers ビューには、キャプチャ中のアセットローディングに関連する、選択されたマーカーが表示されます。一部の行には子マーカーがあり、これは階層になっていますが、初期表示では、展開可能な 1 つの行に格納されています。マーカー名の横にあるドロップダウン矢印を選択すると、行が展開され、全ての子マーカーが表示されます。

以下の表は、Asset Markers ビューで表示可能な全ての列の説明を含んでいます。全ての列がデフォルトで有効になっているわけではありません。列を有効または無効にするには、列名が表示されている行のどこかを右クリックして列トグルのサブメニューを表示します。このメニューで任意の列名を選択すると、その列が有効または無効になります。Analyze Markers ボタンの横にある検索バーにテキストを入力すると、Source 列に基づいて結果をフィルタリングできます。

見出し 説明  デフォルト (有効/無効)
Index アセットローディングマーカーの実行順序を表す ID 番号です。 有効
Source Unity がロードしているアセットの元の場所です。これは、ファイルパス、アセットバンドル名、シーンのいずれかになります。この列の任意のエントリーにカーソルを合わせると、そのエントリーの完全なソースファイルパスが表示されます。 有効
Asset Name Unity がロードしているアセットの名前です (これが当てはまり、プロファイラーの該当マーカー用メタデータ内で利用可能な場合のみ)。 有効
Thread このマーカーが発生したスレッドです。 有効
Type アセットの種類です。 有効
Size このマーカーによって記録されたロードのサイズです。

ノート: マーカーの種類によっては、このサイズに子マーカーが含まれない場合があります。
有効
Marker Type 記録されたマーカーの種類です。 有効
Marker Length (ms) 現在選択されているフレームのインデックスに続いて、マーカーの範囲内の総フレーム数が表示されます。 有効
Frame Count 現在選択されているフレームのインデックスに続いて、マーカーの範囲内の総フレーム数が表示されます。 有効
Timestamp (ms) プロファイラーのキャプチャの開始時間を基準とした、このマーカーの相対的な開始時間です。 無効
First Frame Index このマーカーが開始したフレームです。 無効
Last Frame Index このマーカーが終了したフレームです。 無効

任意のアセットローディングマーカーを右クリックすると、そのデータを異なる形で視覚化するための、追加オプションのサブメニューが表示されます。利用可能なオプションは以下の通りです。

プロパティ 機能
Show marker in timeline view このマーカーを CPU Usage Profiler モジュールで開きます。
Go to the first frame of this marker マーカーがチャートに初めて表示されるフレームを選択します。マーカーが 1 つのフレームにしか表示されない場合は、このオプションは無効になります。
Go to the last frame of this marker このマーカーがチャートに最後に表示されるフレームを選択します。マーカーが 1 つのフレームにしか表示されない場合は、このオプションは無効になります。
Filter the view to this source 検索バーに Source 列の内容を入力して検索結果をフィルタリングします。
Filter the view to this asset name 検索バーに Asset Name 列の内容を入力して検索結果をフィルタリングします。Asset Name 列が空の場合は、このオプションは無効になります。
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