このジョイントを使うと、ゲームオブジェクトが物理挙動に制御され、空間の直線に沿ってスライドできます。オブジェクトは、衝突や力に反応して、ラインに沿ってどこにでも自由に移動できます。 あるいは、モーターの力によって移動することもできます。その場合は、ラインの特定のセクション内にその位置を維持する制限が適用されます。
プロパティ | 機能 | |
---|---|---|
Enable Collision | このプロパティを有効にすると、つながれた 2 つのゲームオブジェクトの衝突が可能になります。 | |
Connected Rigidbody | このジョイントと接続するもう 1 つのオブジェクトを指定します。ここを None にすると、もう一方の端が、Connected Anchor プロパティによって定義された空間の点に固定されます。入力欄の右側にある丸いアイコンを選択すると、接続先オブジェクトのリストを見ることができます。 | |
Auto Configure Connected Anchor | このプロパティを有効にすると、このジョイントが接続する他のオブジェクトのアンカー位置が自動的に設定されます。このプロパティを有効にすると、Connected Anchor プロパティの座標を入力する必要はありません。 | |
Anchor | ジョイントの端点がこのゲームオブジェクトの (Rigidbody 2D の X、Y 座標の) どこに接続するかを定義します。 | |
Connected Anchor | ジョイントの終点が他のゲームオブジェクトに接続する位置 (Rigidbody 2D 上の x、y 座標) を定義します。 | |
Auto Configure Angle | このプロパティを有効にすると、2 つのゲームオブジェクト間を自動的に検出します。すると、ジョイントは 2 つのゲームオブジェクト間で同じ角度を保ちます。このプロパティを有効にすると、手動で角度を指定する必要はありません。 | |
Angle | 2 つのオブジェクト間でジョイントが維持する角度を入力します。 | |
Use Motor | スライドモーターを使用する場合はチェックを入れてください。 | |
Motor | モーター関連のプロパティ設定する場合に、展開します。 | |
Motor Speed | 目標のモーター速度 (メートル/秒) を設定します。 | |
Maximum Motor Force | 目標の速度に到達する間にモーターが適用できる最大の力を設定します。 | |
Use Limits | このプロパティを有効にして、直線力に制限を設定します。 | |
Translation Limits | 移動できる限界距離を設定するために展開します。 | |
Lower Translation | ゲームオブジェクトが接続されたアンカーポイントから移動できる最小距離を設定します。 | |
Upper Translation | ゲームオブジェクトが接続されたアンカーポイントから移動できる最大距離を設定します。 | |
Break Action | 力またはトルクのしきい値を超えた時に実行されるアクションを設定します。 | |
Break Force | 力のしきい値を設定します。このしきい値を超えると、ジョイントが、選択された Break Action を実行します。デフォルト値は Infinity 設定されており、これは超えることができません。したがって、しきい値がこの値のままである場合は Break Action は実行できません。 | |
Break Torque | 力のしきい値を設定します。このしきい値を超えると、ジョイントが、選択された Break Action を実行します。デフォルト値は Infinity 設定されており、これは超えることができません。したがって、しきい値がこの値のままである場合は Break Action は実行できません。 |
このジョイントを使用すると、無限に伸びる設定可能な直線上の 2 点の位置を維持することによってオブジェクトをスライドさせることができます。この 2 点は 2 つの Rigidbody2D コンポーネントに設定、または、1 つの Rigidbody2D とワールドの固定された位置 (Connected Rigidbody を None) に設定できます。
ジョイントは繋がっているリジッドボディオブジェクトの両方を線上に維持するために、どちらにもリニアの力を適用します。また、リジッドボディゲームオブジェクトを線に沿って動かすためのリニアの力を適用する疑似リニアモーターも有しています。モーターはオンにもオフにもできます。線は無限ですが、Translation Limits オプションを用いて線分を指定することもできます。
このジョイントには以下のとおり、3 つの同時に適用される制限があります。
このジョイントを用いて、線上で繋がっているかのように反応する必要がある物理オブジェクトを作成することができます。以下はその一例です。
SliderJoint2D